ある日突然、いつも使っているメールソフトの画面が英語になってしまい、驚いた経験はないでしょうか。特に仕事やプライベートで頻繁に使用するツールである場合、メニューやボタンが英語表記に変わってしまうと、操作に戸惑いストレスを感じてしまうものです。アウトルックを日本語表記に戻したいと考えるのは当然のことですし、迅速に解決したい問題と言えるでしょう。
この記事では、アウトルックが英語表記になってしまった原因や、それを日本語に戻すための具体的な手順について詳しく解説していきます。また、Windows10やWindows11といったOSごとの違いや、受信トレイなどのフォルダー名だけが英語のまま残ってしまう場合の対処法についても触れていきます。PC操作に不慣れな方でも理解しやすいよう、専門用語の解説も交えながら進めていきます。
この記事を読むことで、以下の内容が理解できるようになります。
・ アウトルックを日本語表記に戻すための基本的な設定手順
・ 受信トレイやツールバーなど部分的に英語が残る場合の対処法
・ Windows10やWindows11などOS環境による設定の違い
・ 設定変更がうまくいかない時に確認すべきトラブルシューティング
アウトルックを日本語表記にするための基本設定と対処法
ここではアウトルックを日本語表記にするための基本的な設定や、設定してもうまく反映されない場合の対処法について説明していきます。突然の英語表記に焦らず対応するためには、まず正規の手順を知ることが大切です。順に見ていきましょう。
・ 言語設定を確認して日本語に変更する方法
・ Outlookが英語表記で直らない時の確認事項
・ ツールバーが日本語表示にならない場合
・ Windows10でのOutlook日本語表示手順
・ Windows11でOutlookを日本語表示する際の違い
・ Inboxなどが日本語にならないフォルダー問題
言語設定を確認して日本語に変更する方法
まず最初に試すべきなのは、Outlook自体の言語設定を確認することです。画面全体が英語になってしまっている場合、メニューの場所を探すのも一苦労かもしれません。しかし、落ち着いて手順を追えば、設定画面にたどり着くことは難しくありません。基本的には「File」タブからオプション設定へと進んでいくことになります。
具体的には、画面左上の「File」をクリックし、左側のメニューから「Options」を選択します。すると、新しいウィンドウが開きますので、その中から「Language」という項目を探してください。ここが言語設定を司る場所です。「Office display language」というセクションがあるはずですので、そこに「Japanese」が含まれているかを確認します。もし日本語が表示されている場合は、それを選択して「Set as Preferred」をクリックし、優先順位を上げることが重要です。
設定を変更した後は、必ず「OK」ボタンを押して設定を保存してください。そして、変更を適用するためにはOutlookを一度再起動する必要があります。画面上に「Please restart Office so that your language changes can take effect」といったメッセージが表示されることがありますが、これは再起動を促す案内です。指示通りにソフトを終了させ、再度立ち上げることで、アウトルックが日本語表記に戻る可能性があります。
Outlookが英語表記で直らない時の確認事項
前述の設定を行ってもOutlookの英語表記が直らない場合、いくつかの要因が考えられます。単純な設定ミスだけでなく、システムの深い部分で言語設定が競合している可能性もあるのです。まずは、本当に設定が保存されたかどうかを再確認することが大切です。時には、設定変更後の「OK」ボタンを押し忘れていたり、再起動が不十分だったりするケースも見受けられます。
また、Windows自体の言語設定が影響していることもあります。OutlookはOffice製品の一部ですが、ベースとなるOSの言語設定に依存する部分も少なからず存在します。Windowsの表示言語が英語に設定されていると、Office製品もそれに追従してしまうことがあるのです。そのため、PC全体の言語設定が日本語になっているかどうかも併せて確認することをお勧めします。
さらに、インストールされているOfficeのバージョンやライセンスの状態も影響を与えるかもしれません。更新プログラムが保留になっている場合、予期せぬ挙動を起こすことがあります。最新の状態にアップデートすることで、言語設定の不具合が解消されるケースも報告されています。焦らず一つひとつの可能性を潰していくことが、解決への近道となるでしょう。
ツールバーが日本語表示にならない場合
メニューや本文は日本語に戻ったものの、Outlookで日本語表示のツールバーだけが戻らないという現象も稀に発生します。リボンと呼ばれる上部の操作パネル部分だけが英語のまま残ってしまうと、直感的な操作が妨げられてしまい不便です。このような場合、リボンのユーザー設定が影響している可能性が考えられます。
対処法の一つとして、リボンの設定をリセットする方法があります。オプション画面の「Customize Ribbon」から、設定を初期状態に戻す「Reset」ボタンを探してみてください。これを実行することで、カスタマイズされていた情報がクリアされ、標準の日本語表記に戻る可能性があります。ただし、自分で使いやすく配置を変更していた場合は、それらも初期化されてしまう点には注意が必要です。
また、アドインと呼ばれる追加機能が影響しているケースもあります。英語圏で開発されたアドインを導入している場合、そのアドインがツールバーの一部を英語書き換えてしまったり、独自の英語タブを追加したりすることがあります。心当たりのあるアドインを一時的に無効化してみることで、原因の切り分けができるかもしれません。ツールバーは目に入りやすい部分ですので、ここが直ると快適さが大きく向上します。
Windows10でのOutlook日本語表示手順
Windows10を利用している場合、OS側の設定とOutlookの連携についても理解しておく必要があります。Windows10でOutlookの日本語表示を実現するためには、コントロールパネルや設定アプリからのアプローチが有効な場合があります。特に、言語パックが正しくインストールされているかどうかが鍵となります。
スタートメニューから「設定(歯車アイコン)」を開き、「時刻と言語」を選択します。左側のメニューから「言語」を選び、優先する言語の一覧に「日本語」があるかを確認してください。もし日本語が一番上にない場合は、矢印ボタンを使って最上位に移動させる必要があります。また、日本語の言語パック自体がインストールされていない場合は、「言語の追加」から日本語をダウンロードする必要があります。
Windows10のシステムロケール設定も確認しておくと良いでしょう。これは、Unicode対応ではないプログラムの言語を管理するものですが、稀にOffice製品の挙動に影響を与えることがあります。「日付、時刻、地域の形式設定」から「管理」タブに進み、「システムロケールの変更」で日本語が選択されているかチェックします。これらのOS側の設定を整えることで、Outlookの挙動が安定する可能性があります。
Windows11でOutlookを日本語表示する際の違い
最新のOSであるWindows11を使用している場合も、基本的にはWindows10と同様の流れですが、設定画面の構成や名称が一部異なっています。Windows11でOutlookを日本語表示にするためには、より洗練された設定メニューを操作することになります。デザインが変わっているため、Windows10に慣れている方は少し戸惑うかもしれません。
Windows11では、設定アプリの「時刻と言語」の中に「言語と地域」という項目があります。ここで「Windowsの表示言語」が「日本語」になっていることを確認します。さらに、その下にある「優先する言語」のリストでも日本語がトップに来ていることが望ましいです。Windows11はクラウドベースの設定同期機能も強化されているため、Microsoftアカウントでログインしている他のデバイスの設定が影響している可能性もゼロではありません。
また、新しいOutlook(New Outlook for Windows)を使用している場合は、アプリ内の設定メニューが従来のOutlookとは異なる場所に配置されていることがあります。画面右上の歯車アイコンから設定を開き、「全般」の中にある「言語と時刻」を確認する流れになることが多いです。OSのバージョンやOutlookのタイプによって微妙に操作が異なるため、自身の環境に合わせた手順を踏むことが重要です。
Inboxなどが日本語にならないフォルダー問題
言語設定を日本語にしても、「Inbox」や「Sent Items」といったフォルダー名だけが英語のまま残ってしまうことがあります。これはOutlookでInboxが日本語にならないという典型的なトラブルの一つです。メニュー周りは日本語化されたのに、メールボックスの主要なフォルダー名が英語だと、なんとなく違和感が残るものです。
この現象は、Outlookが最初にセットアップされた時の言語環境が維持されているために起こることが多いと言われています。あるいは、スマートフォンなどのモバイル端末からアクセスした際に、英語設定のアプリがフォルダー名を英語に書き換えてしまった可能性も考えられます。単純な言語設定の切り替えだけでは、すでに作成されてしまったフォルダーの名前までは自動的に変更されないことがあるのです。
これを修正するには、少し特殊な操作が必要になる場合があります。コマンドラインスイッチと呼ばれる機能を使って、Outlookに「フォルダー名を言語設定に合わせてリセットせよ」という命令を送る方法です。少しテクニカルに感じるかもしれませんが、効果的な手段として知られています。具体的な手順については、次のセクションで詳しく解説していきますので、まずは「設定だけでは直らない部分がある」ということを認識しておきましょう。
アウトルックの日本語表記に関するトラブルシューティング
ここでは、基本的な設定変更では解決しなかった場合の、より詳細なトラブルシューティングについて解説します。Outlookの日本語と英語が混在してしまう複雑なケースや、組織で管理されている場合の特有の事情など、一歩踏み込んだ内容を扱います。順に見ていきましょう。
・ 受信トレイが英語表記のままの場合の対応
・ 日本語と英語が混在してしまう原因と対策
・ Web版Outlookでの言語設定変更手順
・ Office全体の言語設定を見直す重要性
・ 企業アカウントで設定変更ができないケース
・ アウトルックの日本語表記についてのまとめ
受信トレイが英語表記のままの場合の対応
前述した通り、言語設定を変えても受信トレイなどが「Inbox」と表示され続ける場合、Outlookの英語表記で受信トレイを直すためのコマンド実行が有効な手段となります。これは「フォルダー名のローカライズ」を強制的に行う操作です。PC操作に慣れていないと「コマンド」と聞いて身構えてしまうかもしれませんが、手順は比較的シンプルです。
まず、Outlookが起動している場合は一度完全に終了させます。次に、キーボードの「Windowsキー」と「Rキー」を同時に押して、「ファイル名を指定して実行」という小さなウィンドウを呼び出します。ここの入力欄に「outlook.exe /resetfoldernames」と入力し、「OK」をクリックします。この時、スラッシュの直前に半角スペースが入らないように注意するのではなく、exeとスラッシュの間には半角スペースを入れるのが正しい書式ですが、ここでは見出しのルールに従い、詳細な記述は避けます。正確にはコマンドを入力して実行するだけで、Outlookが再起動し、フォルダー名が設定言語(この場合は日本語)に合わせて書き換わります。
この操作を行うことで、「Inbox」が「受信トレイ」に、「Sent Items」が「送信済みアイテム」に戻る可能性が高いです。ただし、この操作を行っても直らない場合は、サーバー側(例えばExchangeサーバーやMicrosoft365のクラウド上)でフォルダー名が固定されている可能性も考えられます。その場合は、Webブラウザからメールボックスにアクセスして設定を確認する必要が出てくるかもしれません。
日本語と英語が混在してしまう原因と対策
Outlookを使っていると、メニューの一部は日本語なのに、エラーメッセージや特定の画面だけ英語が出るといった、Outlookで日本語と英語が混在する奇妙な状態に遭遇することがあります。これにはいくつかの原因が考えられますが、最も一般的なのは、インストールされているコンポーネント間のバージョンの不一致や、言語パックの適用漏れです。
例えば、Office本体は日本語版をインストールしていても、後から追加した機能やヘルプファイルなどが英語版のままになっているケースです。この場合、Officeの修復セットアップを行うことで解消されることがあります。コントロールパネルの「プログラムと機能」からOffice製品を選び、「変更」をクリックして「クイック修復」または「オンライン修復」を試してみてください。これにより、破損したり欠落したりしている言語ファイルが正常な状態に戻る可能性があります。
また、サードパーティ製のセキュリティソフトや、PDF作成ソフトなどがOutlookに統合されている場合、それらのソフトが英語仕様であるために、一部のメニューが英語化することもあります。もし最近新しいソフトをインストールしてから混在が始まったのであれば、そのソフトの設定を見直すか、一時的に無効化してみるのも一つの手です。混在状態はシステムの不安定さを示唆していることもあるため、早めの対処が望ましいでしょう。
Web版Outlookでの言語設定変更手順
最近では、デスクトップアプリ版だけでなく、ブラウザで使用するWeb版Outlook(Outlook on the Web)を利用する方も増えています。アプリ版の設定を変えてもWeb版には反映されないことがありますし、その逆もまた然りです。Web版独自の言語設定を確認する手順も知っておくと便利です。
Web版Outlookにログインし、画面右上の歯車アイコン(設定)をクリックします。設定パネルが開いたら、一番下の「Outlookのすべての設定を表示」といったリンクをクリックし、詳細設定画面へ移動します。「全般」タブの中に「言語と時刻」という項目がありますので、ここで言語が「日本語(日本)」になっているかを確認してください。もし英語になっている場合は、リストから日本語を選びます。
ここで重要なのが、「既定のフォルダーの名前を指定した言語の名前に変更する」というチェックボックスの存在です。もしフォルダー名が英語になっている場合は、言語を日本語に変更する際に、このチェックボックスにチェックを入れてから保存することで、フォルダー名も同時に日本語化できる可能性が高まります。Web版の設定はサーバー上のデータに直接影響を与えるため、ここで設定を正すことで、同期しているスマホアプリやデスクトップ版の表示も改善されることがあります。
Office全体の言語設定を見直す重要性
Outlook単体だけでなく、WordやExcelを含めたOffice全体の言語設定を見直すことも大切です。これらは「Microsoft Office言語設定」という共通のツールで管理されていることが多いからです。スタートメニューのアプリ一覧から「Microsoft Officeツール」を探し、その中にある「Office言語設定」を起動してみてください。
このツールでは、編集言語と表示言語のそれぞれについて設定を確認できます。編集言語は文章を入力する際の言語、表示言語はメニューやボタンの言語です。ここで日本語が「既定」に設定されているかを確認します。もし複数の言語がインストールされている場合、意図せずに英語が優先順位の上位に来ているかもしれません。日本語を選択して「上へ」ボタンで最上位に移動させましょう。
また、そもそも日本語の言語アクセサリーパックが正しくインストールされていない場合は、マイクロソフトの公式サイトから追加でダウンロードする必要があるかもしれません。Office全体の設定を統一することで、Outlookだけでなく他のアプリでも発生していたかもしれない言語の不一致トラブルを未然に防ぐことができます。システム全体の一貫性を保つことが、安定した動作につながります。
企業アカウントで設定変更ができないケース
職場のPCを使用している場合、いくら設定画面を探しても言語設定の変更ができない、あるいは変更しても再起動すると元に戻ってしまうということがあります。これは、企業のIT管理者がポリシー(グループポリシーなど)によって設定を一元管理しているためである可能性が高いです。セキュリティや統一性を保つために、個人の判断で勝手に設定を変えられないように制限がかけられているのです。
このような環境下では、ユーザー側でできることは限られてしまいます。無理にレジストリをいじったり、コマンドを実行したりすると、社内のセキュリティ規定に違反してしまう恐れもあります。もし業務に支障が出るほど英語表記で困っている場合は、自己判断で解決しようとせず、社内のヘルプデスクやIT部門に相談するのが最も賢明です。
管理部門側で言語設定のスクリプトを流してもらったり、アカウントの設定をサーバー側で修正してもらったりすることで、あっさりと解決することも珍しくありません。「勝手に直そうとして壊してしまった」という事態を避けるためにも、組織のルールに従った手順で対応を依頼しましょう。多くの場合、同様の問い合わせが他の方からも寄せられており、解決策がすでに用意されていることもあります。
アウトルックの日本語表記についてのまとめ
今回はアウトルックの日本語表記についてお伝えしました。以下に、本記事の内容を要約します。
・ Outlookの英語表記は設定メニューから言語を変更することで直る可能性がある
・ 設定変更後は必ずOutlookを再起動させて反映させる必要がある
・ 日本語設定にするには「File」から「Options」へ進むのが基本ルートである
・ 「Language」設定で日本語を「Set as Preferred」にする必要がある
・ 再起動しても直らない場合はOSの言語設定も確認すると良い
・ Windows10とWindows11では設定画面へのアクセス方法が異なる
・ ツールバーだけ英語の場合はリボンのリセットが有効な場合がある
・ 受信トレイが「Inbox」のままならコマンドラインスイッチを試す価値がある
・ 「outlook.exe /resetfoldernames」はフォルダー名を日本語化するコマンドである
・ Web版Outlookの設定には「フォルダー名の変更」オプションが存在する
・ Office全体の言語設定ツールを使って優先順位を確認することも重要である
・ アドインが原因で部分的に英語と日本語が混在することもある
・ 企業利用の場合は管理者によって設定がロックされている可能性がある
・ コントロールパネルの地域設定が影響しているケースも稀にある
・ 焦らず一つずつ要因を確認していくことが解決への近道である
アウトルックが予期せず英語表記になってしまうと、最初は戸惑うかもしれません。しかし、今回ご紹介した手順を一つひとつ確認していくことで、多くの場合は元の使い慣れた日本語環境に戻すことができます。まずは基本的な設定から見直し、それでも解決しない場合は詳細なトラブルシューティングを試してみてください。
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