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ワードの空白にある四角って何?消す方法を分かりやすく調査!

ワード(Word)を使って文章を作成していると、空白(スペース)を入力したはずの場所に小さな四角いマーク「□」が表示されて、戸惑った経験はありませんか。この四角は一体何なのか、どうすれば消せるのか、気になっている方もいらっしゃるかもしれません。特に、他の人から受け取ったファイルを開いたときや、意図せず設定が変わってしまったときに、この現象に遭遇することがあるようです。ワードで空白に四角が表示される状態は、見た目にも気になりますし、印刷されてしまうのではないかと不安になるかもしれません。また、ワードで空白の四角を消す方法が分からず、作業が滞ってしまうこともあるでしょう。中には、wordで空白の四角が消えない状況に陥ったり、Macでの操作方法が分からなかったりするケースも考えられます。

この記事では、ワードの空白に表示される四角の正体から、基本的な消し方、さらには消えない場合の対処法まで、WEBライターの視点で分かりやすく情報を整理していきます。

・ワードの空白に表示される四角の正体が理解できる

・ワードで空白の四角を消す具体的な方法が分かる

・MacやWindowsでの操作の違い、消えないときの対策が学べる

・編集記号全般の表示・非表示に関する知識が深まる

ワードの空白にある四角の正体と「消す」ための基本操作

ここでは、多くの方が疑問に思う「ワードの空白にある四角」の正体と、それを「消す」ための基本的な操作について説明していきます。この四角は、実はワードの便利な機能の一つである「編集記号」の一種なのです。なぜ表示されるのか、どうすれば非表示にできるのか、基本的な知識を整理することで、ワードの操作がよりスムーズになるかもしれません。順に見ていきましょう。

謎の四角の正体とは?編集記号の役割

なぜ「ワードで空白に四角が」表示されるのか

ワードで空白の四角を消す基本的な手順(Windows)

ワードで空白の四角を表示させるメリットと方法

「wordでスペースに四角が表示されない」状態の確認

「ワードでの空白挿入」の様々なテクニック

謎の四角の正体とは?編集記号の役割

ワードで作業中、突如として現れる空白部分の四角「□」。これは一体何なのでしょうか。多くの場合、この四角はエラーや文字化けではなく、ワードの「編集記号」と呼ばれる機能の一部である可能性が考えられます。編集記号とは、印刷はされないものの、画面上でのみ表示される特別な記号のことを指します。これには、スペース(空白)、改行、タブ、段落の終わりなど、目には見えないけれど文書の構造を支えている要素を視覚化する役割があります。

問題の四角は、多くの場合「半角スペース」または「全角スペース」を示しています。特に全角スペースが四角い記号で表示される設定になっていることが多いようです。これらの記号が表示されることで、文章中に不要なスペースが紛れ込んでいないか、あるいは必要なスペースが正しく挿入されているかを確認しやすくなります。例えば、半角スペースと全角スペースが混在していると、レイアウトが微妙に崩れる原因となりますが、編集記号を表示させておけば、一目でその違いを見分けることができるかもしれません。

このように言うと、編集記号は非常に便利な機能であることがお分かりいただけるでしょう。文書の体裁を整えるプロの現場、例えば出版業界やデザイン業界などでは、これらの記号を常に表示させて作業するのが一般的とも言われています。しかし、普段文章を入力するだけの方にとっては、この四角が表示されるとかえって見づらく感じたり、邪魔に思えたりすることもあるでしょう。重要なのは、これがエラーではなく「設定によって表示されている記号」であると理解することです。

なぜ「ワードで空白に四角が」表示されるのか

それでは、なぜ「ワードで空白に四角が」表示されるようになってしまうのでしょうか。多くの場合、これはユーザーが意図せず何らかの操作を行った結果であると考えられます。ワードには、編集記号の表示・非表示を切り替える機能が備わっており、その設定が変更された可能性が高いです。

例えば、最も一般的な原因の一つとして、ツールバーやリボンにある「編集記号の表示/非表示」ボタン(段落記号「¶」のようなマーク)を誤ってクリックしてしまったケースが挙げられます。このボタンは、すべての編集記号を一括で表示・非表示にするトグルスイッチになっていることが多いです。一度クリックすると、スペースの四角だけでなく、改行マーク(矢印)やタブ(→)なども一斉に表示されるようになるかもしれません。

また、他の人が作成したワードファイルを開いた場合、そのファイルが編集記号を表示する設定で保存されていることも考えられます。この場合、ご自身のワードの設定とは関係なく、ファイルを開いた時点で四角が表示されることになります。あるいは、ワードのオプション設定を詳細にカスタマイズしている過程で、意図せず「スペース」の項目にチェックを入れてしまった可能性も否定できません。ワードは多機能であるがゆえに、設定項目も多岐にわたります。そのため、どこをどう触ったのか覚えていないうちに、表示が変わってしまうこともあり得るのです。

いずれにしても、四角が表示されるようになったのには必ず原因となる設定変更があります。それがショートカットキーによるものか、ボタンのクリックによるものか、あるいはファイル固有の設定によるものかは様々ですが、表示の仕組みを理解すれば、元に戻すことは決して難しくありません。

ワードで空白の四角を消す基本的な手順(Windows)

ワードの空白に表示される四角を消す方法は、思ったよりも簡単かもしれません。ここでは、Windows版のワードを例に、最も基本的と思われる手順を紹介します。この四角は編集記号の一部であるため、設定を変更して非表示にすることが可能です。

多くの場合、最も手軽な方法はリボンの「ホーム」タブにあるボタンを使用することです。「ホーム」タブの「段落」グループ内に、改行マーク(¶)のようなアイコンがあるはずです。これが「編集記号の表示/非表示」ボタンです。このボタンがオン(押された状態)になっていると、スペースを示す四角や改行マークなどが表示されます。このボタンをもう一度クリックしてオフ(押されていない状態)にしてみてください。多くの場合、これだけで空白の四角は消え、画面がスッキリするはずです。

もし、このボタン操作でも消えない場合や、スペースの四角だけを個別に消したい場合は、詳細設定を確認する必要があるかもしれません。まず、「ファイル」タブをクリックし、左側のメニューから「オプション」を選択します。「Wordのオプション」ダイアログボックスが開いたら、左側の「表示」をクリックしてください。

その中にある「常に画面に表示する編集記号」というセクションに注目します。ここに「スペース」という項目があり、チェックが入っていると、前述の「編集記号の表示/非表示」ボタンの状態に関わらず、常にスペースが四角(または設定によっては点)で表示されます。この「スペース」のチェックを外して「OK」ボタンを押すことで、空白の四角を消すことができる可能性があります。ワードで空白の四角を消す操作は、基本的にこの「表示」オプションから制御できると覚えておくとよいでしょう。

ワードで空白の四角を表示させるメリットと方法

ここまでは空白の四角を消す方法に焦点を当ててきましたが、逆に「ワードで空白の四角を表示」させることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。そして、その設定方法はどうなっているのでしょうか。

前述の通り、この四角は編集記号の一つであり、文書の体裁を整える上で非常に役立つ場合があります。最大のメリットは、目に見えないスペースの種類と数を可視化できる点です。例えば、文章中に半角スペースと全角スペースが混在していると、文字の間隔が不均一になり、読みにくいレイアウトになることがあります。編集記号を表示させれば、半角スペースは点(・)で、全角スペースは四角(□)で表示される(設定による)ため、どこにどのスペースが使われているか一目瞭然になります。

また、不要なスペースが連続して入力されていないか、あるいは文末に余計なスペースが入っていないかなども簡単にチェックできます。特に、Web用の記事を作成する場合や、厳密なフォーマットが求められる公的な文書を作成する際には、こうした細かなスペースの管理が品質を左右することもあるのです。

表示させる方法は、基本的に消す方法の逆の操作になります。「ホーム」タブにある「編集記号の表示/非表示」(¶)ボタンを押すのが一番簡単な方法です。これですべての編集記号が表示されます。もしスペースの記号だけを表示させたい場合は、「ファイル」→「オプション」→「表示」と進み、「常に画面に表示する編集記号」セクションにある「スペース」の項目にチェックを入れます。このように、意図的に「ワードで空白の四角を表示」させる設定も可能であり、文書作成の目的や熟練度に応じて使い分けることが推奨されるかもしれません。

「wordでスペースに四角が表示されない」状態の確認

逆に、「wordでスペースに四角が表示されない」状態、つまり編集記号を意図的に表示させたいのに、なぜか表示されないというケースも考えられます。これは、ワードの操作に慣れてきて、より詳細な編集を行いたいと思い始めた方や、前項で述べたようなスペースの管理が必要になった方が直面する問題かもしれません。

「wordでスペースに四角が表示されない」場合、まず確認すべきは設定です。最も基本的な確認点は、やはり「ホーム」タブの「編集記号の表示/非表示」(¶)ボタンです。このボタンがオフ(押されていない状態)になっていれば、当然ながら編集記号は表示されません。まずはここをクリックしてオンにしてみましょう。

それでもスペースの記号だけが表示されない場合、詳細設定が影響している可能性があります。「ファイル」→「オプション」→「表示」の順に進み、「常に画面に表示する編集記号」のセクションを確認します。ここで「スペース」の項目にチェックが入っているかを確認してください。もしチェックが外れていると、「編集記号の表示/非表示」(¶)ボタンをオンにしても、他の編集記号(改行マークなど)は表示されますが、スペースの記号だけは表示されない、という状態になることがあります。

また、非常に稀なケースかもしれませんが、表示設定が何らかの理由で正しく反映されていない可能性も考えられます。その場合は、ワードを一度再起動してみる、あるいはPC自体を再起動してみることで解決することもあるかもしれません。スペースの記号は、文書の体裁を整える上で重要な手がかりとなるため、表示させたいときに確実に表示できるよう、設定方法を覚えておくと便利です。

「ワードでの空白挿入」の様々なテクニック

ワードで空白(スペース)を挿入する方法として、多くの人はキーボードのスペースキーを押すことを思い浮かべるでしょう。しかし、ワードには文書のレイアウトをより細かく制御するために、いくつかの異なる種類の空白を挿入する方法が用意されています。これらを理解することは、「ワードでの空白挿入」をより高度に行う助けとなり、結果として編集記号の表示(あの四角など)の意味を深く理解することにもつながるかもしれません。

最も基本的なのは、前述の「半角スペース」と「全角スペース」です。日本語入力システム(IME)がオンの状態でスペースキーを押すと全角スペース(編集記号では□で表示されがち)が、オフの状態で押すと半角スペース(編集記号では・で表示されがち)が入力されます。この二つは幅が異なるため、混在させると見た目が悪くなる原因となります。

しかし、ワードにはこれら以外にも特殊な空白が存在します。例えば、「タブ」も空白の一種です。これはスペースキーで入力する空白とは異なり、あらかじめ設定された位置(タブストップ)まで一気にカーソルを移動させる機能を持っています。編集記号では矢印(→)で表示されることが多いです。

さらに、「改行なしのスペース」というものもあります。これは、例えば「Word 2021」のように、単語と数字の間で改行されてほしくない場合に使用します。見た目は通常の半角スペースと同じですが、ワードはこのスペースで単語が区切られているとは見なさず、行末に来ても二つを分離させません。

これらの異なる空白は、それぞれ異なる編集記号に対応している場合があります。もし空白に四角が表示されて困っている場合、それが本当に通常の全角スペースなのか、あるいは何か別の特殊な記号(例えば、図形描画の四角が紛れ込んでいるなど)なのかを見極める一助にもなるかもしれません。

ワードの空白にある四角を消すための応用知識とトラブル対応

ここでは、ワードの空白にある四角を消すための、より一歩進んだ知識やトラブルシューティングについて説明していきます。基本的な操作では解決しない場合や、特定の環境(例えばMac)での操作方法、あるいはショートカットキーを使った効率的な方法など、様々なケースを想定して情報を整理します。順に見ていきましょう。

「ワードの空白の四角を消すMac」での操作方法

「wordで空白の四角が消えない」場合のトラブルシューティング

「ワードのスペースの四角」を操るショートカットキー

「ワードで空白の四角を消す」方法を知恵袋で探すリスク

四角だけじゃない!他の編集記号(改行など)の表示と非表示

【まとめ】ワードの空白の四角を消す設定の総括

「ワードの空白の四角を消すMac」での操作方法

Windows版のワードとMac版のワードでは、インターフェースやメニューの構成が若干異なるため、操作方法に戸惑うことがあるかもしれません。「ワードの空白の四角を消すMac」での手順についても確認しておきましょう。

Mac版のワードでも、空白の四角は「編集記号」の一部であるという点は同じです。したがって、基本的なアプローチはWindows版と共通しています。まず、最も簡単な方法は、ツールバーにある「編集記号の表示/非表示」(¶)ボタンを見つけてクリックすることです。このボタンは「ホーム」タブの「段落」セクションにあることが多いでしょう。これをクリックしてオフ(非アクティブ)にすることで、多くの編集記号が一括で非表示になり、空白の四角も消える可能性があります。

もし、このボタン操作で解決しない場合や、スペースの記号だけを個別に設定したい場合は、環境設定(Windows版の「オプション」に相当)を確認する必要があります。画面上部のメニューバーから「Word」をクリックし、ドロップダウンメニューから「環境設定…」を選択します。

「環境設定」ウィンドウが開いたら、「表示」をクリックします。「印刷と画面レイアウトの表示」セクション(またはそれに類するセクション)の中に、「編集記号」に関する項目が集まっています。ここで「スペース」や「すべての編集記号」といった項目にチェックが入っていないかを確認してください。「スペース」のチェックを外すことで、空白の四角だけを非表示にできる場合があります。

Macユーザーの方は、Windowsとはメニューの名称や位置が異なることを念頭に置き、「環境設定」の中の「表示」関連の項目を探す、と覚えておくと対応しやすいかもしれません。

「wordで空白の四角が消えない」場合のトラブルシューティング

基本的な操作を試しても「wordで空白の四角が消えない」という状況は、非常に困惑するものです。この場合、いくつかの異なる原因が考えられます。

一つ目の可能性として、前述した「ファイル」→「オプション」→「表示」設定(Macの場合は「環境設定」→「表示」)で、「スペース」の項目にチェックが入ったままになっているケースです。「ホーム」タブの「編集記号の表示/非表示」(¶)ボタンは、あくまで「すべての編集記号」のオン・オフを切り替えるものであり、オプションで「常に表示する」と個別に設定された記号(例えば「スペース」)は、このボタンの影響を受けない場合があります。もう一度、詳細設定の「表示」セクションを確認し、「スペース」のチェックが確実に外れているかを見てみましょう。

二つ目の可能性として、その四角が「編集記号のスペース」ではない、というケースも考えられます。例えば、それは何らかの理由で挿入された「記号」や「特殊文字」、あるいは非常に小さな「図形(オートシェイプ)」である可能性もゼロではありません。その四角をクリックして選択できるか、DeleteキーやBackspaceキーで個別に削除できるかを試してみてください。もし個別に削除できるのであれば、それは編集記号ではなく、文書内に入力された不要な文字やオブジェクトである可能性が高いです。

三つ目の可能性として、ワードのプログラム自体に一時的な不具合が発生している、あるいはアドイン(追加機能)が悪影響を及ぼしていることも考えられます。この場合、ワードをセーフモードで起動してみる(特定のキーを押しながら起動する)ことで、問題が解決するかどうかを切り分けることができるかもしれません。

「wordで空白の四角が消えない」ときは、まず設定を疑い、次にそれが編集記号以外の何ものでもないかを疑う、というステップで確認していくとよいでしょう。

「ワードのスペースの四角」を操るショートカットキー

ワードの操作を効率化するために、ショートカットキーを多用する方もいらっしゃるでしょう。「ワードのスペースの四角」すなわち編集記号の表示・非表示にも、便利なショートカットキーが割り当てられていることがあります。

Windows版のワードでは、多くの場合、「Ctrl」キーと「Shift」キー、そして「*」(アスタリスク、テンキーではなく「8」キーの上にあるもの)を同時に押すことで、「編集記号の表示/非表示」を一括で切り替えることができます。これは、「ホーム」タブにある「¶」ボタンをクリックするのと同じ操作にあたります。意図せずこのショートカットキーを押してしまい、突然四角が表示されて驚いた、というケースも考えられます。逆に、このショートカットキーを覚えておけば、ボタンを探す手間なく、素早く表示を切り替えることが可能です。

Mac版のワードでは、ショートカットキーが異なる場合があります。一般的には「Command」キーと「8」キーを同時に押すことで、編集記号の表示・非表示が切り替わることが多いようです。

ただし、注意点があります。これらのショートカットキーは、あくまで「編集記号の表示/非表示」ボタン(¶)の機能、つまり「すべての編集記号」を一括でオン・オフするものです。もし、前述の「オプション」や「環境設定」で「スペース」だけを個別に「常に表示する」設定にしている場合、このショートカットキーを使っても、スペースの四角は消えない可能性があります。

ショートカットキーは非常に便利ですが、それがワードのどの設定に対応しているのかを理解した上で使用することが、混乱を避ける鍵となるでしょう。

「ワードで空白の四角を消す」方法を知恵袋で探すリスク

ワードで何かわからないことがあったとき、「ワードで空白の四角を消す知恵袋」のように、Q&Aサイトで情報を検索する方も多いかもしれません。確かに、知恵袋のようなサイトでは、同じ問題に直面した人の質問や、それに対する多様な回答を見つけることができ、解決のヒントが得られることもあります。

しかし、WEBライターの視点から見ると、これらの情報を利用する際にはいくつかの注意点が必要かもしれません。第一に、回答が必ずしも正確であるとは限らない点です。回答者は善意で投稿している場合がほとんどですが、その情報が古かったり、特定のバージョン(例:Word 2010)にしか当てはまらなかったり、あるいは単なる思い違いであったりする可能性も否定できません。

第二に、解決策が断片的である可能性です。例えば「¶ボタンを押せば消えます」という回答だけを見て実行しても、もし根本的な原因が「オプション」設定にある場合は解決しません。なぜその四角が表示されるのか、という仕組み全体を理解しないまま、対症療法的な操作だけを行うと、また別の問題に直面する可能性もあります。

第三に、セキュリティのリスクです。稀なケースではありますが、問題を解決するためにとして、不明なマクロの実行や、見知らぬツールのダウンロードを推奨するような回答があった場合、安易に従うのは危険かもしれません。

もちろん、知恵袋などのQ&Aサイトは有益な情報源の一つであり、多くの場合は正しい解決策が提示されています。重要なのは、得られた情報を鵜呑みにせず、複数の情報源(公式のヘルプページなど)と照らし合わせたり、なぜその操作で解決するのかという理由を考えたりするなど、情報を吟味する姿勢を持つことでしょう。

四角だけじゃない!他の編集記号(改行など)の表示と非表示

これまで「ワードの空白にある四角」に焦点を当ててきましたが、ワードの編集記号はそれだけではありません。編集記号の表示・非表示を切り替える(¶)ボタンを押すと、他にも様々な記号が表示されることに気づくでしょう。

代表的なものに「改行マーク(↓)」や「段落記号(¶)」があります。段落記号(¶)は、Enterキーを押して新しい段落を作成した場所を示します。一方、Shiftキーを押しながらEnterキーを押して挿入した「任意指定の行区切り(改行)」は、下向きの矢印(↓)で表示されます。これらは、どこで段落が変わり、どこで単に行が変わっているだけなのかを区別するのに役立ちます。

また、「タブ」は右向きの矢印(→)で表示されます。これにより、スペースキーで間隔を調整しているのか、タブで正確に位置を揃えているのかが一目でわかります。

これらの編集記号も、空白の四角と同様に、「オプション」や「環境設定」の「表示」セクションで、個別に表示・非表示を設定できる場合があります。「スペース」のチェックは外したいけれど、「段落記号」だけは常に表示させておきたい、といったカスタマイズも可能です。

空白の四角問題で編集記号の存在を知ったことをきっかけに、他の記号がそれぞれ何を意味しているのかを理解すると、ワードの文書構造に対する理解が深まり、より高度な文書作成や編集作業(例えば、レイアウト崩れの原因究明など)に応用できるかもしれません。四角を消すことだけを目的とせず、この機会に編集記号全体の機能に目を向けてみるのも良いでしょう。

【まとめ】ワードの空白の四角を消す設定の総括

今回はワードの空白に表示される四角の正体と、それを消す方法についてお伝えしました。以下に、本記事の内容を要約します。

・ワードの空白にある四角は「編集記号」の一種である

・多くの場合、全角スペースが四角(□)で表示される設定になっている

・編集記号は文書の体裁を整えるための補助機能であり、印刷はされない

・四角が表示される主な原因は「編集記号の表示/非表示」設定がオンになっているため

・「ホーム」タブの「¶」ボタンで、編集記号の一括表示・非表示が可能

・Windows版のショートカットキーは[Ctrl]+[Shift]+[*]が一般的

・Mac版のショートカットキーは[Command]+[8]が一般的

・「¶」ボタンでも消えない場合、詳細オプションで「スペース」が常時表示設定になっている可能性がある

・Windowsでは「ファイル」→「オプション」→「表示」で確認

・Macでは「Word」→「環境設定」→「表示」で確認

・「スペース」のチェックを外すことで、四角だけを非表示にできる場合がある

・「wordで空白の四角が消えない」場合、編集記号以外の記号や図形である可能性も探る

・「ワードで空白の四角を消すMac」の方法も基本はWindowsと同じ(メニュー名が異なる)

・知恵袋などの情報は参考になるが、情報の正確性やバージョンを吟味する必要がある

・編集記号にはスペースの他に、改行マーク(↓)や段落記号(¶)、タブ(→)などがある

ワードの空白に表示される四角は、決してエラーや不具合ではなく、ワードが持つ便利な機能の一つが可視化された状態であることが多いです。その正体と設定方法を理解すれば、必要に応じて表示・非表示を自由にコントロールできるようになるでしょう。この記事が、ワードの操作に関する疑問を解消するための一助となれば幸いです。

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