MicrosoftWordは、ビジネス文書やレポート作成に広く利用されているアプリケーションですが、その多機能性をもっと活用してみたくなることはありませんか。例えば、イベントのポスターや二つ折りのパンフレット、本格的な冊子など、少し凝った印刷物を作成したいと考えたとき、A3サイズのような大きな用紙を効果的に使いたい場面が出てくるかもしれません。特に、ワードでA3を2分割して作成する方法を知っていると、デザインの幅が大きく広がります。A3用紙を中央で分けて、実質的にA4サイズ2枚分のスペースとして活用するテクニックは、多くの場面で役立つことでしょう。ワードのA3を見開きで作成したり、完成したデータをPDFで保存したり、あるいはワードからA3をA4の2枚で印刷したりと、その活用方法は多岐にわたります。この記事では、ワードのA3を2分割で作成するための基本的な設定から、より実践的な応用のテクニックまで、さまざまな情報を網羅的に調査し、分かりやすく解説していきます。
この記事を読むことで、以下の点が明らかになるでしょう。
・ワードで用紙をA3サイズに設定し、2分割レイアウトを作成する具体的な手順
・段組みやページ設定機能を活用した、目的別の分割方法
・作成したA3データをA4用紙2枚に分割して印刷するための設定
・ポスターや冊子作りなど、実際の制作物に応用するためのヒント
ワードのA3を2分割で作成する基本的な方法
ここではワードのA3を2分割で作成するための基本的な設定や考え方について説明していきます。ワードに標準で搭載されている機能を組み合わせることで、専門的なデザインソフトを使わなくても、A3用紙を効果的に分割し、思い通りのレイアウトを作成することが可能になります。A3用紙を分割するといっても、その目的によっていくつかの方法が考えられます。順に見ていきましょう。
用紙サイズをA3に設定する手順
段組み機能で左右に2分割する方法
ワードでA3を見開きで作成するテクニック
ワードでA3をA4に分割して考える
A3用紙の真ん中に線を引く方法
A3を横向きで分割する場合の注意点
用紙サイズをA3に設定する手順
ワードでA3用紙を2分割にする作業を始めるにあたり、何よりもまず、文書の用紙サイズをA3に設定する必要があります。この最初のステップを正しく行うことが、後の作業すべてに影響を与えるため、非常に重要です。多くの場合、ワードの初期設定はA4サイズになっているため、意識的に変更を加える必要があります。
具体的な設定手順は、非常にシンプルです。まず、ワードを開き、上部にあるリボンメニューから「レイアウト」タブをクリックしてください。すると、ページ設定に関連する項目が表示されます。その中にある「サイズ」というアイコンを選択しましょう。クリックすると、A4、B5、はがきなど、さまざまな用紙サイズのリストが表示されますので、その中から「A3」を選びます。これだけで、編集画面の用紙がA3サイズ（297mm×420mm）に切り替わります。
用紙サイズを変更した後は、余白の設定も確認しておくと良いでしょう。「レイアウト」タブの「余白」から、上下左右の余白を調整できます。「狭い」「やや狭い」「広い」といったプリセットから選ぶことも、ユーザー設定の余白で数値を直接入力することも可能です。ポスターのように用紙全体を使いたい場合は余白を狭く、冊子のように綴じ代が必要な場合はそれを考慮した設定が求められます。この段階で基本的なレイアウトの骨格を決めておくことで、後のデザイン作業がスムーズに進むはずです。
段組み機能で左右に2分割する方法
用紙サイズをA3に設定したら、次はいよいよ用紙を2つに分割する工程です。最も手軽で一般的な方法として、ワードの「段組み」機能を利用する手法が挙げられます。この機能を使えば、A3の広い紙面を、まるでA4用紙が2枚横に並んでいるかのようなレイGアウトにすることが可能です。
設定方法は、前述の用紙設定と同様に「レイアウト」タブから行います。「レイアウト」タブの中にある「段組み」というアイコンをクリックしてください。すると、「1段」「2段」「3段」などの選択肢が表示されます。ここで「2段」を選択するだけで、A3用紙が縦方向に2つの領域に分割されます。カーソルが左側の段に表示され、そこがいっぱいになると自動的に右側の段へと文章が流れていくようになります。
さらに詳細な設定も可能です。「段組み」のメニューから「段組みの詳細設定」を選ぶと、ダイアログボックスが開きます。ここでは、段の数や幅を自由に設定できるだけでなく、段と段の間の間隔も調整できます。また、「境界線を引く」というチェックボックスにチェックを入れると、段の間に自動的に境界線が表示されるため、視覚的に分割されていることが分かりやすくなります。この線は、二つ折りにする際の折り目の目安としても役立つでしょう。この段組み機能は、左右で異なる情報を掲載したい場合や、ニュースレターのようなレイアウトを作成する際に非常に有効な手段となります。
ワードでA3を見開きで作成するテクニック
ポスターのような1枚ものの作成だけでなく、複数ページにわたる冊子やパンフレットを作成したい場合、ワードでA3を見開きで作成するテクニックが非常に役立ちます。これは単にA3を2分割するだけでなく、製本した際のページの並びを考慮した高度な設定方法です。
この設定を行うには、「レイアウト」タブから「ページ設定」ダイアログボックスを開く必要があります。タブの右下にある小さな矢印アイコンをクリックすると、詳細な設定画面が表示されます。この中の「余白」タブにある「複数ページの印刷設定」という項目に注目してください。初期設定では「標準」になっていますが、このドロップダウンリストから「本（縦方向に谷折り）」または「袋とじ」を選択します。
「本（縦方向に谷折り）」は、中綴じ冊子を作成する際に最適な設定です。例えば8ページの冊子を作る場合、1枚目のA3用紙には8ページ目と1ページ目が、2枚目のA3用紙の裏面には2ページ目と7ページ目が自動的に配置されるよう、ワードがページの順序を調整してくれます。これにより、印刷後に用紙を重ねて真ん中で折るだけで、正しいページ順の冊子が完成します。
一方、「袋とじ」は、各用紙を二つ折りにして片側を貼り合わせていく製本方法に適しています。どちらの設定を選ぶかによって、ページの配置や余白（特に内側の綴じ代）の扱いが変わってきます。ワードでA3を見開き作成するこの機能を使いこなせば、より本格的な印刷物の原稿作成が可能になるでしょう。
ワードでA3をA4に分割して考える
ワードでA3を2分割で作成する際、A3という用紙サイズをA4との関係性で捉えると、レイアウトのイメージが掴みやすくなります。これは技術的な設定というよりも、作成に着手する前の思考の整理に近いかもしれません。ワードでA3をA4に分割して考える、というアプローチは非常に有効です。
ご存知の通り、A3サイズは297mm×420mmです。一方で、A4サイズは210mm×297mmです。この寸法を見ると、A3用紙の長い方の辺（420mm）は、A4用紙の短い方の辺（210mm）のちょうど2倍になっていることがわかります。つまり、A3用紙を縦長に置いた場合、それはA4用紙を縦長に2枚、横に並べたサイズとほぼ同じ大きさになるのです。
この関係性を理解していると、A3用紙を2分割して使うことが、実質的に2つのA4サイズのキャンバスを手に入れることと同じだと直感的に理解できます。例えば、左半分にはイベントの概要を、右半分には地図やタイムスケジュールを配置するといったレイアウトを考えるとき、「A4の紙2枚にそれぞれ何を書くか」という発想でデザインを進めることができます。これにより、広大なA3の紙面を前にして途方に暮れることなく、A4サイズで培ってきた文書作成の感覚を活かしながら、効率的に作業を進めることが可能になるでしょう。
A3用紙の真ん中に線を引く方法
A3用紙を2分割してレイアウトを作成する上で、視覚的なガイドラインがあると作業が格段にはかどります。特に、手動でオブジェクトを配置していく場合、ワードでA3の真ん中に線を引いておくことは、正確なセンタリングや左右のバランス調整に非常に役立ちます。
この中央線は、ワードの図形描画機能を使って簡単に追加することが可能です。まず、リボンメニューから「挿入」タブを選択し、「図形」をクリックします。表示された図形の一覧から「直線」を選びましょう。カーソルが十字の形に変わったら、用紙の上端から下端に向かってドラッグして直線を引きます。このとき、キーボードの「Shift」キーを押しながらドラッグすると、垂直または水平なきれいな直線を引くことができるので、ぜひ活用してください。
引いた直線は、デフォルトでは青色の実線ですが、書式を自由に変更できます。線を選択した状態で表示される「図形の書式」タブから、「図形の枠線」をクリックし、線の色や太さ、種類（破線や点線など）を調整します。例えば、デザインの邪魔にならないように薄い灰色の点線にしておくと、作業用のガイドとして便利です。
重要な注意点として、この線はあくまで作成上の目安であるということです。最終的に印刷物として仕上げる際に線が不要な場合は、印刷前に削除するか、あるいは図形の書式設定で「印刷しないオブジェクト」に設定する（プリンターの機能に依存する場合あり）必要があります。これを忘れると、完成したポスターやパンフレットの真ん中に線が入ったままになってしまうため、最後の確認を怠らないようにしましょう。
A3を横向きで分割する場合の注意点
これまでA3用紙を縦長に置き、左右に2分割する方法を中心に見てきましたが、用途によってはA3を横向きにして分割したいケースも考えられます。例えば、横長のポスターや、上下に情報を分けた案内状、特殊な形式の冊子などがそれに当たります。ワードでA3を横分割する際には、いくつか注意すべき点があります。
まず、用紙の向きを横に変更する必要があります。「レイアウト」タブの「印刷の向き」から「横」を選択してください。これにより、A3用紙は420mm×297mmの横長のキャンバスになります。
この状態で、前述した「段組み」機能を使って「2段」に設定するとどうなるでしょうか。この場合、用紙は左右に分割されます。つまり、縦長の領域が2つ並ぶ形になり、これはA4用紙を横向きにしたものを2枚、縦に並べたレイアウトとは異なります。もし、A3横置きの紙面を「上下」に分割したいのであれば、段組み機能は適していません。
A3横置きを上下に分割するには、「テキストボックス」を2つ使うか、「表」機能を利用するのが現実的な方法です。例えば、1行2列の表を作成し、用紙サイズいっぱいに広げます。そして、各セルに内容を記述していくことで、上下の分割レイアウトを実現できます。また、大きなテキストボックスを上下に2つ配置し、それぞれを編集領域として使う方法も有効です。この方法であれば、それぞれのボックスの位置やサイズを自由に調整できるため、より柔軟なデザインが可能になります。用途に応じて、最適な分割方法を選択することが重要です。
ワードのA3を2分割で作成したデータの活用と印刷
ここではワードのA3を2分割で作成した後の、データの活用方法や印刷に関するテクニックについて説明していきます。せっかく作成したデザインも、最終的なアウトプットでつまずいてしまっては意味がありません。データをPDFとして安全に扱ったり、家庭用のプリンターでうまく印刷したりする方法を知ることで、作成したA3の2分割データを最大限に活かすことができます。順に見ていきましょう。
作成したデータをPDFとして保存する方法
ワードからA3をA4の2枚で印刷する設定
A3をA4の2枚にきれいに分割するコツ
逆にA4の2枚をA3に編集する考え方
ポスターや冊子作りでの応用テクニック
ワードでA3を2分割作成するポイント総括
作成したデータをPDFとして保存する方法
ワードでA3を2分割して作成したデザインが完成したら、そのデータをどのように保存し、共有するかが次の課題となります。特に、印刷業者に入稿したり、他の人とデータをやり取りしたりする際には、レイアウト崩れを防ぐためにPDF形式で保存することが強く推奨されます。ワードでA3を2分割したデータをPDF化する方法は、いくつかありますが、非常に簡単です。
最も一般的な方法は、「エクスポート」機能を使うものです。ワードの「ファイル」タブをクリックし、左側のメニューから「エクスポート」を選択します。次に、「PDF/XPSドキュメントの作成」というボタンが表示されるので、それをクリックしてください。保存場所とファイル名を指定するダイアログボックスが表示され、ここで「発行」ボタンを押すと、現在のWord文書がPDFファイルとして保存されます。
もう一つの方法として、「名前を付けて保存」からもPDF化が可能です。「ファイル」タブから「名前を付けて保存」を選び、保存場所を選択します。ファイル名を入力する欄の下に「ファイルの種類」というドロップダウンリストがありますので、そこから「PDF(*.pdf)」を選んで保存します。
PDF化する最大のメリットは、環境依存のレイアウト崩れを防げることです。Word文書は、開くパソコンにインストールされているフォントや、Wordのバージョンの違いによって、意図しない表示になることがあります。PDFは、これらの情報をファイル内に埋め込み、いわば「紙に印刷した状態」を電子的に再現するため、どの環境で見ても同じように表示されるのです。コンビニのネットプリントサービスなどを利用する際にも、PDF形式での入稿が基本となるため、この保存方法は必ず覚えておきましょう。
ワードからA3をA4の2枚で印刷する設定
A3サイズに対応したプリンターを持っていない場合でも、諦める必要はありません。ワードで作成したA3の文書を、一般的な家庭用プリンターで印刷可能なA4用紙2枚に分割して印刷する方法があります。この「ポスター印刷」や「分割印刷」と呼ばれる機能を使えば、印刷したA4用紙2枚を貼り合わせることで、擬似的にA3サイズの掲示物を作成できます。
この設定は、ワード側ではなく、印刷を実行する際のプリンタードライバーのプロパティ画面で行うのが一般的です。まず、ワードの「ファイル」タブから「印刷」を選択します。プリンターの選択欄で使用するプリンターが選ばれていることを確認し、その下にある「プリンターのプロパティ」をクリックしてください。
開いたプロパティ画面のどこかに、レイアウトやページ設定に関するタブがあるはずです。（プリンターのメーカーや機種によって表示は異なります）その中に、「ポスター印刷」「分割印刷」「タイル印刷」といった項目がないか探してみてください。この機能を見つけたら、それを選び、どのように分割するかを指定します。A3をA4用紙2枚に分割する場合は、「1×2」や「2×1」のように設定し、用紙サイズがA4になっていることを確認して印刷を実行します。
これにより、プリンターはA3のデータを自動的に半分に分割し、それぞれをA4用紙に出力してくれます。このワードからA3をA4の2枚で印刷するテクニックを知っていれば、自宅やオフィスで手軽に大きなポスターを作成することが可能になり、非常に便利です。
A3をA4の2枚にきれいに分割するコツ
前述の方法でA3をA4の2枚に分割して印刷することは可能ですが、ただ印刷するだけでは、貼り合わせる際にうまくいかないことがあります。A3をA4の2枚にきれいに分割し、美しい仕上がりにするためには、いくつかのコツがあります。
最も重要なのが「のりしろ」の確保です。2枚の紙を貼り合わせるには、当然ながら重なり合う部分が必要になります。プリンターのポスター印刷機能によっては、「のりしろを自動で作成する」といったオプションが用意されている場合があります。この設定があれば、ぜひ活用しましょう。自動で数ミリ程度ののりしろ部分が追加されて印刷されるため、貼り合わせ作業が非常に楽になります。
もし、プリンターにのりしろ作成機能がない場合は、ワードでデータを作成する段階で、少し工夫が必要です。例えば、A3を左右に分割するデザインの場合、中央部分のオブジェクトやテキストの配置を意図的に数ミリ空けておくと、片方を少し重ねて貼ってもデザインが隠れずに済みます。
また、正確にカットして貼り合わせるための「トンボ（トリムマーク）」を付けておくと、仕上がりの精度が格段に向上します。トンボは、ワードの図形描画機能で、細い直線を四隅や中央に配置することで自作できます。印刷後、このトンボを目印にカッターで裁断し、貼り合わせることで、ズレの少ないきれいなA3サイズの印刷物が完成します。少しの手間をかけることで、完成度が大きく変わってくるでしょう。
逆にA4の2枚をA3に編集する考え方
ここまではA3を2分割する話が中心でしたが、その逆のケース、つまり既存のA4文書2つを、1枚のA3見開きページにまとめたいというニーズもあるでしょう。例えば、別々に作成した案内状と地図を、一つの見開きパンフレットにしたい場合などです。ワードでA4の2枚をA3に編集するには、いくつかの方法が考えられます。
最も直接的な方法は、まずA3サイズの新規文書を用意し、そこにA4文書の内容をコピー＆ペーストしていくやり方です。A3の白紙ページを段組み機能で2分割しておけば、左の段に1つ目のA4文書の内容を、右の段に2つ目のA4文書の内容を、それぞれ貼り付けることで、見開きレイアウトが作成できます。
ただし、元のA4文書のレイアウトが複雑な場合、単純なコピペでは崩れてしまう可能性があります。そのような場合は、オブジェクトとして挿入する方法が有効です。まずA4文書をそれぞれPDFで保存しておきます。次に、A3の新規文書で「挿入」タブから「オブジェクト」を選択し、「ファイルから」を選んで先ほど保存したPDFファイルを挿入します。これにより、A4文書が画像のように扱えるため、サイズや位置の調整が容易になります。
もう一つのアプローチとして、A4文書の内容をスクリーンショットで画像化し、それをA3のページに貼り付けていく方法もあります。手軽ですが、画質が低下する可能性があるため、文字の多い文書には不向きかもしれません。このように、いくつかの方法を理解した上で、元のA4文書の内容や複雑さに応じて最適な編集方法を選択することが重要です。
ポスターや冊子作りでの応用テクニック
ワードのA3用紙2分割機能をマスターすると、その応用範囲は大きく広がります。単に情報を2つに並べるだけでなく、ポスターや冊子といった具体的な制作物に応じたテクニックを駆使することで、よりプロフェッショナルな仕上がりを目指せます。
例えば、二つ折りのパンフレットを作成する場合を考えてみましょう。A3用紙を1枚使い、表と裏に印刷することを想定します。1枚目のA3データ（表面用）では、2分割した右側が「表紙」、左側が「裏表紙」になるようにデザインします。そして、2枚目のA3データ（中面用）では、見開きで表示される内容を左右に分けて配置します。これを印刷して二つに折れば、4ページ構成のパンフレットが完成します。
さらにページ数の多い中綴じ冊子に挑戦する場合は、前述した「本（縦方向に谷折り）」の設定が真価を発揮します。この設定を使うと、ワードが自動的に「面付け」という、製本時に正しいページ順になるような配置を行ってくれます。例えば、総ページ数が4の倍数になるように原稿を作成し、この設定で印刷すれば、あとは用紙を重ねて真ん中をホチキスで留めるだけで本格的な冊子が作れてしまいます。どのA3用紙にどのページが印刷されるかを自分で考える必要がないため、ページ数の多い冊子ほど、この機能の恩恵は大きいでしょう。このように、最終的な完成形をイメージしながら、ワードの機能を戦略的に活用することが、応用への鍵となります。
ワードのA3を2分割作成するポイント総括
今回はワードでA3用紙を2分割して作成する方法とその活用法についてお伝えしました。以下に、本記事の内容を要約します。
・ワードでのA3作成はまず「レイアウト」タブから用紙サイズを「A3」に設定することから始まる
・最も手軽な2分割方法は「レイアウト」タブの「段組み」機能で「2段」を選択することである
・段組み機能では段の幅や間隔、境界線の有無などを詳細に設定可能
・冊子作成には「ページ設定」の「本（縦方向に谷折り）」機能が不可欠
・「本（縦方向に谷折り）」は印刷後の製本を考慮したページ配置（面付け）を自動で行う
・A3縦はA4縦が2枚横に並んだ大きさと考えるとレイアウトをイメージしやすい
・分割の目安として「挿入」タブの図形機能で中央に線を引くと作業効率が上がる
・A3横置き用紙を上下に分割するには段組みではなく表機能やテキストボックスが有効
・作成したデータは「エクスポート」機能でPDF化するとレイアウト崩れを防げる
・PDF化は印刷業者への入稿や他者とのデータ共有時に推奨される
・A3対応プリンターがなくても「ポスター印刷」機能でA4用紙2枚に分割印刷できる
・分割印刷の際はプリンタードライバーで「のりしろ」設定をすると貼り合わせが楽になる
・既存のA4文書2点をA3一枚にまとめるには、A3用紙に内容をコピー＆ペーストする
・レイアウトが複雑な場合はA4文書をオブジェクトとして挿入すると扱いやすい
・これらの機能を応用すれば、二つ折りパンフレットや中綴じ冊子の作成も可能である
ワードは文章作成ソフトというイメージが強いかもしれませんが、ページレイアウトに関する機能も非常に充実しています。今回紹介したテクニックを組み合わせることで、専門的な高価なソフトがなくても、アイデア次第で様々な印刷物を作成できる可能性があります。ぜひ、挑戦してみてください。
これはCTAサンプルです。
内容を編集するか削除してください。
